みなさん、こんばんは。
長崎県諫早市小長井町の漁師、『宝の海のお届け人、植木』です。
諫早は、本当に梅雨入りしたのか?と思う日々が続いています。
今日も蒸し暑くなっていますが、午後からアサリの養殖所で網張りです。
漁民ネットとは?
先日、有明海漁民・市民ネットワークの2018年度/第17回総会に参加してきました。
漁民ネットとは、有明海漁民・市民ネットワークの略称で、2001年に以下のような目的で発足されました。
諫早湾干拓を主因とする環境破壊は、湾内漁業に壊滅的被害を与え、さらに今、その悲劇を有明海全体に広げています。
諫早干潟の余りにも無残な破壊、うち続く有明海異変と漁民の苦しみ。
これらを目の当たりにしても、いまなお国は正面 からその責任に向き合おうとはしていません。
去る8月19日に結成された「有明海漁民・市民ネットワーク」は、こうした現状を打破すべく立ち上がった有明海4県漁民を主体とする会で、日常業務の運営は市民ボランティアが当たっています。
この会は、漁民一人一人がもつ漁業権に基づいて、事業者との直接交渉や裁判を通 じ、真相の究明と国の責任を追及していきます。その中から、諫早干潟の再生と漁業の出来る有明海を取り戻すことを目的に全力で活動を進めます。
その活動を支えるのは、各分野の研究者・法律家、そして多くの市民であり、この会は個人参加を原則としています。
有明海沿岸の漁民の皆さん、全国の市民、研究者の皆さん、このネットワークに参加し、闘いの輪を広げて下さるようお願いいたします。
発足時の代表世話人は、森文義。
そう、私の伯父です。
以前、伯父の事はブログで書いております。
先日の会では、立ち上げの際にお世話になった弁護士の先生もおられ、
私が甥である事を伝えると、
「いや~、嬉しいな~。森さんも喜んでいるよ。」
と言って頂き、私も嬉しかったです。
2017年の活動・諫早問題の経過
資料には、昨年の活動報告が。
その中に
長崎新聞に掲載して頂いた事も書いてありました。
沢山の人から「新聞に載ってたね!!」と声をかけて頂きました。
有り難い事ですが、載ってしまったらやるしかない!!
と自分の決意を改にした出来事でした。
開門無き100億円の基金案
堀弁護士より、
裁判の経過報告。。。
毎回ですが話の内容が難しく、まだまだ伊佐間の歴史については勉強しないといけないなと思わせられます。
今、100億円基金の事で国側と話し合いを重ねられているようですが、「開門請求権を捨てて席に付け」という態度で、話にならないそうです。
100億円の基金とは、簡単に言うと、
「有明海の再生事業で100億円の基金を用意するから、開門は諦めて欲しい。」
というものです。
堀弁護士曰く、
「仮に開門の旗を降ろしても、いつかは再生事業は打ち切られてしまう。国の思うつぼ。」
これまで幾度となく、飴を与えてムチをふるう。
札束で、頬をペチペチして・・・。
その札束は、あなたが納めた税金ですよ。
堀弁護士、今後の話し合いに期待します!!
私も発言させて頂きました。
長崎、佐賀、福岡、熊本、有明海沿岸4県の漁師さんが多く参加されていましたが、
僭越ながら話をさせて頂きました。
有明海への思い、これからやっていきたい事。。。
こういった事の積み重ねが、大事だと考えています。
その時が来たら、声を掛けて頂く事前準備だからです。
難しい内容の時もありますが(私も頭の中を整理しながら書いています)、ブログ等で発信を続けていきます!!
そいぎんた、また。