みなさん、こんにちは。
長崎県諫早市小長井町の漁師、『宝の海のお届け人、植木』です。
久々にブログを書いています。
前回書いたのが、2019年1月22日。
それから店のリニューアルがあったり、
東京で行われた牡蠣フォーラムに参加したり、
娘の卒園入学があったり、
また上京して、管元総理に会ったり、
GWがあったり、
ついには、年号まで変わってしまいました(笑)
ブログのネタは山ほどありますが、
書かないと意味ないですね(笑)
今、書いているという事は、
何か心境の変化があったからだと思いますので、
書きます!!
お陰さまで完売致しました。
さて、『花あさり』。
寒い冬から、花が咲き始める時期に旬を迎え、
加熱すると、まるで花が咲いたように貝が開くため、
『花あさり』と命名した、植木水産だけのあさり。
2月中旬から収穫を始め、
GW中に
完売致しました。
ご愛顧ありがとうございます。
実は、牡蠣にも勝る人気商品なんですよ。
牡蠣とあさりの養殖方法の違いは、
牡蠣は、沖合にあるイカダに吊るして養殖します。
一方、『花あさり』は、有明海の干潟で養殖する為、
潮の満ち引きが関係します。
一週間は潮が引く(潮時)ので収穫して、次の一週間潮が引かない(からま)為休み。
つまり、二週間分収穫しないと販売する商品が無くなるという事です。
でも実際に無くなります(笑)
「すいません、今日は完売しました~」と
お客様に言うのが申し訳ないんです。
中には遠方から足を運んで来られるお客様もいらっしゃいます。
だから、潮時は一人で夜中にも収穫に行ってました。
満月の潮は、月明かりに照らされて気持ちも上がるのですが、
新月の潮は、真っ暗なので、少し怖いです(汗)
でもね、お客様から
「お宅のアサリを食べてから、他所のは食べられない」
とか、
「県外の人に送ってあげたら、また催促がきた~」
とか言われたら、パワーが増す訳です。
3~4時間を一日2セットは、中々きつかったですが、
何とか頑張れました(笑)
USPを考える。
今、こんな本を読んでいます。
藤村正宏さんの
【「つながり」で売る!法則】
体験を売るという実践的なマーケティング手法、
「エクスペリエンス・マーケティング」略してエクスマを提唱されている方です。
本の中でこのUSPが出てきました。
USP(ユニーク・セリング・プロポジション)
『独自の価値』って考え方です。
【お客様は、たくさん似たようなお店や商品がある中で、
どこでも買っていい、あるいは、どこでも買わなくていい
という選択肢がありながら、
どうして、あなたのところで買わないといけないのか】
この答えです。
USPという考え方は知っていましたが、
本気で考えた事なかったんです。
脱サラして、家業の仕事として、牡蠣とあさりを初めて販売して、
気付きがありました。
ウチは、対面販売。
自分達で作った物を自分達で売る。
生産者の顔が見える。
そこには、人とのふれ合い関わり、縁があります。
そういったものが、味となってお客様に伝わっているのでは?
と考えたのです。
それを3秒で言える言葉にまとめたのが、USP。
頭の中では、まだ15秒くらいかかってしまうので、
端的な言葉でまとめあげ、ウチのUSPを考えます!!
久々のブログで、書きだして1時間半が経過しようとしていますので、
この辺で・・・(笑)
そいぎんた、また。