『宝の海のお届け人』植木勇次のブログ

長崎県諫早市小長井町で漁師をしています。『漁師への道』や『有明海の魅力』などを書いているブログです!

あさりの養殖場に出現する、謎のクレーターの正体とは?

みなさん、こんばんは。

長崎県諫早市小長井町の漁師、 『宝の海のお届け人、植木』です。

 

先日の、

www.uekisuisan.com

"シャッカ"ブログを見て頂いた、FBのお友達が、

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と感想を頂きました(笑)

嬉しいですね〜。

このブログを読んで海の幸を食べて頂けるよう、色んな魚介類を取り上げていきたいですね!

 

有明海には、鯛とかマグロとか派手な魚はいませんけど…。(笑)

 

あさりの天敵…。

 

さて先日、あさりの養殖場(浜)に行くと、

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無数のクレーターが。

この正体は、

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エイです。

エイが、砂をほじくり回して、あさりを食べるのです。

一晩で、あさりが食べ尽くされる程。。。

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見ようによっては、可愛く見える?!

でも、あさりを食べる位なんで、相当なアゴの力なのでしょう。

 

あさりの養殖で怖い要素としては、

赤潮青潮の発生

●海底の貧酸素

●エイからの食害

が主にあります。

 

そう、どれも自然の事。

 

例えば、エイが来れないようにコンクリートブロックで養殖場を囲ってしまう。

そうしてしまえば、エイは来れなくなるでしょう。

でも、あさり自体も育ちません。

 

当たり前の事かもしれませんが、現実に起こっている事ですよ。

人工物を造って、自然の摂理に背く事は愚かな事です。

 

その対策は?

だからと言って、何もしない訳にはいかないので・・・。

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そう、地味ですが網を張ります。

 

いつもなら、養殖場を囲うように張っていきますが、

「ゴミが引っかかって、破れたり倒れたりする。」

との事で、今回は

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被せるように張っていきます。

拡大しないと見えにくいですね。

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こんな感じで、エイを脅す程度の仕掛けです(笑)

 

小指の爪くらいの、あさりの種が一杯できていますので、エイの食害を防いで、

あとは、海の環境に任せるしかありません。

 

そこが、一番の問題なんですが・・・。

 

そいぎんた、また。

 

植木水産HP

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