『宝の海のお届け人』植木勇次のブログ

長崎県諫早市小長井町で漁師をしています。『漁師への道』や『有明海の魅力』などを書いているブログです!

兄弟船

みなさん、こんばんは。

長崎県諫早市小長井町の漁師の息子、

『宝の海のお届け人、植木です』


お客様で看護師をされている人にきいてみました。

コード・ブルーみたいにすぐメスを入れるんですか?」と。


大学病院では、よくある光景だそうです。


というか、

あんなに美男美女が揃っている

病院があったら、患者さんが増えてどうしようもないと…。


多分、私もその患者さんの一人になりそうです。



「命を預ける」という事。


いい感じに文章が繋がりますが、

私の父は、潜り(潜水士)です。

いや、でした。


潜って、高級二枚貝のタイラギを

獲っていました。

諫早湾干拓事業が始まるまでは。


タイラギ漁は、潜りさんと

船を操縦する、船頭さんと

網を揚げる、綱引きさんと

貝を剥く、貝剥きさんの

4人体制で漁をします。


その船頭さんは、

おじさん(父の弟)がやってました。


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つまり『兄弟船』だった訳です。


船頭さんが操縦を誤ると
スクリューに酸素ホースが巻き付き、
潜りさんを殺してしまう事になります。

絶妙な息が必要で、
潜りさんは、船頭さんに
命を預けていると言っても過言じゃありません。


気持ち悪い位、仲がいい。

父は、飲むと電話魔になります。
相手は、おじさん…
一時間位、話している事も。

そして、カラオケになると




鳥羽一郎さんの『兄弟船』が始まります。
もちろん、デュエットで…。

私も弟がいますが、
年に何回、電話で話すだろう⁇
2回位⁇

父は自称、

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一等潜りだったそうですが、
命を預けて安心して漁が出来ていたからかもですね。


そいぎんた、また。